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撹拌機の回転数域と羽根形状の選定基準

撹拌機は一般的に撹拌対象物や撹拌目的により、回転数域・羽根形状が定められます。
代表的な選定基準を記載します。

対象物 【液-固体粒子 撹拌】
母液:液体
対象:固体粒子
【液-液 撹拌】
母液:液体 (高粘度)
【液-液 撹拌】
母液:液体 (~中粘度)
対象:液体 (~中粘度)
【液-液 撹拌】
不溶性
【その他】
運転中に回転数を変更
特長 スラリーの沈降防止・混合目的。粒子径・比重・濃度・母液の液粘度により、最適な羽根径、回転数を決めます。 粘性の高い液では、液の流動は羽根の周辺部に限られるため、【低速】回転で、槽径に対して大きな羽根を用い、強制的に液を動かします。 【中速】回転でプロペラにて軸流を発生させ、上下循環流を起こし、乱流域を形成し混合します。 せん断を目的とする場合に
【高速】回転を選定します。
撹拌中に液性状が変動する場合や、最適な撹拌回転数が不明な場合などに【可変速】を選定します。
用途例 凝集、スラリーの沈降防止 均質、混合、反応 希釈・溶解、反応、均一混合 乳化、分散、エマルジョン化、液滴の微細化 温度上昇に伴い液粘度が変化。
フロック形成に最適な回転数を探す
回転
数域
【低速】 (~180min-1) 【中速】 (180~360min-1) 【高速】 (1000~1800min-1) 【可変速】
羽根
形状
【ピッチドパドル】
【アンカー翼 (錨形・馬蹄形) 】
【ピッチド (フラット) タービン】
【リボン翼】
【3枚プロペラ】 【鋸歯ディスクタービン】 【ピッチドパドル】
【アンカー翼 (錨形・馬蹄形) 】
【門形翼 (糸巻形翼) 】

羽根形状の特長・用途について

羽根形状 羽根形状についての特長・用途説明
ピッチドパドル ・低速域の撹拌に広く使用され弊社でもよく使われる。
・層流と軸流の合成流を形成。
・2~4枚羽根、セパレートタイプがある。
アンカー翼
(錨形・馬蹄形)
・高粘度、高濃度スラリー用。
・槽壁面の液を強制的に移動させる。
・比較的小容量の撹拌の場合に多用される。
ピッチド (フラット)
タービン
・強力なせん断効果が発生。
・個体の溶解、スラリーの分散。
・小径の翼は高中速回転域で使われる。
リボン翼 ・らせん状にブレードを設け、羽根径を槽径の90%近くとる。
・高粘度、高濃度スラリー用に適しアンカー翼に比べて液を練り込むように撹拌することができ、高粘度に非常に有効。
・アンカー翼に比べて高コスト。
3枚プロペラ ・最も汎用性の高い形状で弊社でもよく使われる。
・強力な軸流と上下循環流を形成。
鋸歯ディスク
タービン
・円板の円周部に鋸歯状に突起させ、強力なせん断効果を発生させ、乳化、エマルジョン化、微細化などの用途に使われる。
・代表的なせん断翼で主に特殊な撹拌目的に使われる。
門形翼
(糸巻形翼)
・浄水場でのフロック形成や槽内を穏やかな撹拌が要求される場合に使われる。
・小型は竪形、大型は横形で複数設置にて使われる。

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