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ろ過層調査・設計(コンサルタント)

ろ過池【急速ろ過複層ろ過化】のススメ
各種工事

ろ過池更生工事(サンドリバースシステム)

ろ過池更生工事(サンドリバースシステム)

サンドリバースシステム式ろ過材更生工事【Sand Rebirth System (SRS)】

浄水場におけるろ過池更生工事

サンドリバースシステム写真安全な水道水を造るための心臓部であるろ過材は、長期の使用により徐々に汚染が進行します。またろ過砂利は度重なる洗浄により、表面が不均一となる【不陸】の状態となります。ろ過材の汚染やろ過砂利の不陸が原因となって、水道水質が悪化することを未然に防ぐために行う工事は【ろ過池更生工事】と称され、多くの浄水場で実施されております。ろ過池更生工事としては、[1]ろ過材の洗浄、粒度調整、敷き直し、[2]ろ過砂利の洗浄、敷き直し、[3]下部集水部の修繕、[4]ろ過池側壁の塗装・補修が行われます。

ろ過材の洗浄・粒度調整

ろ過材に関する汚染物質は、SSや濁度に代表される【付着物質】とマンガンやアルミニウムに代表される【凝着物質】に大別されます。このうち【付着物質】は比較的軽度なろ過材洗浄で除去できますが、化学的作用によりろ過材に被膜している【凝着物】は除去が困 難です。そこで弊社はろ過材の有効径をほとんど小さくすることなく、【凝着物】をろ過材から良好に剥離させることを可能としたろ過材洗浄装置【サンドアクター】を独自に考案しました。そしてろ過材の仕上げすすぎとともに粒度調整(有効径・均等係数の調整)を行うトータル更生工事システムを【サンドリバースシステム】と命名し、連続処理にて効率よく工事を行うことを可能としました。
この工法により新ろ過材を使用するよりも経費を抑えることができるだけでなく、天然資源の有効利用により環境負荷が軽減され、ISO14000シリーズを認証取得されているお客様のニーズにお応えいたします。

特 長
弊社はろ過材だけでなく、薬注ポンプ、水質計測器を始めとする機器類の製造販売も行っております。その経験から、ろ過装置だけでなく各種水処理ユニット装置の設計・製作を行います。お客様のご希望の水処理を実現する為、長年の経験を元に最適なプ ロセスを提案いたします。

1. 現在使用中のろ過材の汚染状況に応じた洗浄の程度を任意に設定
2. ろ過砂自体を破壊しない
3. 更生後の洗浄濁度は新砂基準である30度以下
4. ご要望に沿った粒度調整
5. 連続投入式による高速処理
6. 更生後のろ過池の立ち上がりが早い
7. システム内の循環による洗浄水の低減
8. 洗浄装置はユニット化しているため、現地での設置が容易
サンドリバースシステムR車載型
サンドリバースシステム車載型
ろ過材洗浄装置【サンドアクター(PAT.Pend)】の基本原理

サンドアクター内部の2本の軸に取り付けられた特殊形状の洗浄羽根と移送羽根が回転する事によって、砂を擦り合わすと同時に排出側へ搬送します。汚染 ろ過材に付着・凝着した各種の汚れは、サンドアクター内にて米を磨ぐように 砂同士がもみ合わされる事により、ろ過砂そのものを破砕せずに効率よく剥離さ れます。この作用により従来工法では不可能だった頑固な凝着物除去を連続式 で高速に処理することを可能としました。 内部でのろ過砂の動き
内部でのろ過砂の動き

ろ過材洗浄装置【サンドアクターR(PAT.Pend)】の基本原理

サンドリバースシステム式ろ過材更生工事の流れ

1.施工前調査
■ろ過材汚染度調査
使用中ろ過砂の汚染状況をJWWA水道用ろ材砂試験方法「付録T、使用中のろ過砂及びアンスラサイトの試験方法」に準じて調査します。
この数値が今後のろ過池運転管理の基本データになります。この数値により、サンドリバースシステムの洗浄強度を設定します。
■ろ層厚調査
現在のろ層厚状況、砂利層の不陸状況を調査し、処理水質の劣化やろ過材流出の危険性の判断に役立てます。砂利層の不陸は、ろ過の心臓部であるろ過砂層に直接影響を与える現象であり、水質管理上からも把握しておくべき内容で、当社では3D等高線グラフに て図解し、視覚的にも現在の状況が判りやすいように報告書を作成します。
2.更生工事
■ろ過材搬出
ろ過池内からろ過材を搬出します。現場状況や目的によりベルトコンベアー、強力吸引車、ジェットエゼクター等にて搬出します。当社では熟練作業員が丁寧に作業を行ないますので、ろ層厚調 査では掌握できない異常個所などの発見にもつながります。
ろ過材搬出
■ろ過材洗浄およびふるい分け
サンドリバースシステムにてご希望の値まで洗浄します。またご希望が有れば粒度調整を行ないます。排水の受入に制限がある場合は、排水処理プラントを組み合わせて使用します。
ろ過材洗浄およびふるい分け
■ろ過池内清掃・補修
ろ過池内の壁面、集水部、圧力室内等の清掃、補修や塗装を行ないます。
*ろ過材を全量搬出したときにだけ見る事ができる集水部等の補修は、更生工事の機会に併せて行うことをおすすめいたします。
*当社では熟練特殊作業員が補修の必要な個所を適切に施工いたします。
ろ過池内清掃・補修
■ろ過材充填敷き均し
設計値に沿ってクレーンやジェット水流送、ベルトコンベアー等にて熟練作業員が丁寧に充填敷き均しを行ないます。
*この作業は、特に専門性が必要で、砂利層は各層厚が薄いため丁寧に作業する事が重要です。
ろ過材充填敷き均し
3.施工後調査
施工後のろ過材状況、ろ層厚状況を把握する為に施工前と同様に調査を行ないます。
*この調査により施工前の状態と比較する事ができ、今後の運転管理に役立てる事ができます。
施工後調査
使用中ろ過砂における比較テスト結果
  洗浄濁度(度) 塩酸可溶率(%) 有効径(mm) 均等係数 備 考
更生前ろ過砂(汚砂) 800度 4.5% 0.62mm 1.33
従来式洗浄砂 100度 3.0% 0.62mm 1.38 処理量2.5m3/h
サンドアクター式洗浄砂 14度 2.1% 0.62mm 1.32 処理量5m3/h
洗浄前 洗浄後
洗浄前 洗浄後
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