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凝集・ろ過

急速ろ過は、原水に含まれる濁質をろ過材で物理的に除去していますが、濁質の粒子径が細かい場合、ろ過材で除去しにくいため、濁質を凝集剤によってろ過材で除去できる大きさまで凝集させます。無機系の凝集剤には、PACに代表されるアルミニウム系の凝集剤や、塩化鉄に代表される鉄系の凝集剤があります。
凝集は原水に含まれる濁質を電気的に中和させて、大きなフロックを形成させる方法です。一般的には、反応槽で凝集剤を加えて一定時間急速撹拌し、凝集槽で一定時間緩速撹拌して濁質を十分に大きなフロックに成長させる工程を経てからろ過を行います。
弊社では空隙の大きいアンスラサイトを用いた複層ろ過によって、凝集反応槽を省いてろ過を行う方法も行っています。この方法は「マイクロフロックろ過法」や「凝集ろ過法」などと呼ばれています。

マイクロフロックろ過法
凝集剤をろ過装置の前で注入・撹拌し、微細フロック(マイクロフロック)化した後すぐにろ過する方法で、ろ層中の攪拌凝集作用により懸濁物をろ過するようにしたもの”であり、凝集剤の注入率を小さくし、フロック形成の時間を短くするため、形成されたフロックは水和物の量が少なく密実なフロックとなると言われています。

凝集ろ過法
凝集剤の注入後、凝集剤の作用により懸濁物質をろ過材表面に吸着させながら成長させていく方法です。凝集剤の介在により懸濁物質とろ過材表面の電位並びに通水により生じるゼータ電位を中和させるというメカニズムが働いていると考えられ、この方法では、濁質同士を凝集させないため、凝集剤の注入率をマイクロフロックろ過法よりも低くすることができる利点があります。しかし、凝集剤を注入してからろ層に達するまでの時間が性能を左右することや吸着した濁質が洗浄で十分剥がれ難いなど、管理が難しいといわれています。

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