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pH校正について

pH校正とは、pH指示計にpH標準液を使用してpH測定基準を覚えさせる作業のこといい、pH指示計には必要不可欠なものです。pH電極それぞれにも個体差がありますし、長期的に測定しているとpH電極の汚れや消耗具合などによって指示値がずれていくこともあります。指示値の信頼性を保つ為に、使用開始時やpH電極交換時だけでなく、使用中も定期的に校正を行う必要があります。
校正に使うpH標準液には下記の6種類が規定されております(JIS)。弊社の計器ではpH6.86の中性りん酸塩pH標準液と、pH4.01のフタル酸塩pH標準液の2液校正を採用しております。各標準液は水温によりpH値が上下しますので、温度補償付き※のpH電極を使用している場合は問題ありませんが、温度補償無しのpH電極の場合は水温によるpHのズレを考慮して校正することが必要となります。

※温度補償付き:測温抵抗体(トーケミ:Pt100Ω)を内蔵し、pHと同時に水温も測定することで、pH校正時に水温によるズレを自動的に補正するもの。

pH校正液は上質な硬質ガラス、またはポリエチレン容器に密閉して冷暗所にて保管しなくてはなりません。長期間保存されていたものを使う場合は、新しい同質の液と測定比較してpH値が同一である確認を取る必要があります。また、一度使用した校正液は、電極浸漬による干渉や大気中の二酸化炭素などを吸収してpH値が低下するなどの理由により、繰り返して使用することはできません。

名称 pH値 at 25℃
しゅう酸塩pH標準液 1.67
フタル酸塩pH標準液 4.01
中性りん酸塩pH標準液 6.86
りん酸塩pH標準液 7.41
ほう酸塩pH標準液 9.18
炭酸塩pH標準液 10.02

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