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ろ過材の初期塩素消費

弊社のろ過材の内、「アンスラサイト」「フェロライト・ラジカルライトシリーズ」は運転開始当初に有効塩素を多量に消費します。
「アンスラサイト」と「フェロライト・ラジカルライトシリーズ」は同じように有効塩素を消費しますが、塩素を消費する原因は異なります。ここではそのメカニズムをご紹介します。

<アンスラサイト>
アンスラサイトは無煙炭であり、90%以上が炭素で構成されています。
そのため、活性炭と同様の反応が生じ、水中の有効塩素が消費されます。ただしアンスラサイトは活性炭に比べて比表面積が著しく小さいため、短時間で有効塩素を消費しなくなります。

<フェロライト・ラジカルライトシリーズ>
フェロライト・ラジカルライトシリーズはマンガンの酸化物を特殊にコーティングさせたろ過材です。
マンガンの酸化物は「MnOx(1.5 ≦ x ≦ 2.0)」の組成で表記されますが、xを2に近づけなければ除マンガン性能を発揮しません。
フェロライトシリーズやラジカルライトシリーズは出荷時の x は2.0未満です。そのためろ過器の運転開始当初は、原水に注入された有効塩素が優先的に x を2.0に近づけるために消費されてしまいます。これが初期に有効塩素が消費される原因です。特にラジカルライトシリーズは特殊なマンガン酸化物を多量にコーティングさせているため、有効塩素を多量に消費します。
有効塩素がろ過材によって消費されてしまうと処理水に遊離塩素が検出されなくなるため、円滑な除鉄・除マンガン・除色処理ができなくなるだけではなく、残留塩素が不足していると次亜塩素酸ナトリウムを注入しなければ水道用途などで使用ができなくなります。
アンスラサイト及びフェロライトシリーズ・ラジカルライトシリーズについては、試運転時に活性化と呼ばれる方法で初期の塩素消費をなくした状態からろ過を開始するようにしています。
活性化の方法については、弊社担当営業までご相談ください

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